マペットの歌



僕の音楽的初体験はラジオから流れる洋楽ヒットなのは間違いないのだけど、
なんと言っても今の音楽性の土台になったのはセサミ・ストリートなのです。
セサミストリートに多数のメジャーアーティストが出演していたのは有名な話だけれども、
僕は彼等が歌う歌よりは、番組内でマペットと呼ばれる人形が歌う、
通称「マペットの歌」のほうが断然好きでした。
当時は知りませんでしたが、有名な曲のカバーが結構多く、
間接的に、ヒット曲や隠れた名曲に触れていたことになりますね。
アレンジもちゃんとしていて、ものによってはオリジナルより良かったりします。
またセサミストリートのために書き下ろされたオリジナル曲もあって、それらも素晴らしいものでした。
セサミストリートで使われている音楽全体が元々素晴らしいのですが、
マペットの歌の選曲のセンスも素晴らしいものだったものだったと思います。

僕がセサミストリートを見始めたとき、
ちょうどカセットテープレコーダーを買ってもらったばかりでした。
マペットの歌がとても良い曲ばかりなのに気付いた僕は、
せっかくなのでそれらを録音しておこうと思ったわけです。
コンプリートではなく、基本的に自分の好きな曲しか録音しませんでしたが、
それでも最終的にはトータル120分くらいになったと思います。
後半は、スタジオで人間が歌う歌やアニメの音楽なども録音しました。
その後は洋楽アーティストに趣味が移り、それらのレコード収集に忙しくなったので
自然に番組からも離れてゆきました。

1990年代になって、たまたまそれらのテープを聴き直した際、
改めて良い曲揃いなことに感銘、何度も繰り返し聴きかえせるよう、ダビング編集することにしました。
当時のテープは劣化のため限界も近かったし、
ブチブチ雑音入りだった(当時のテープレコーダーにはポーズボタンがなかったのだ)ので、
ちょうど良い機会だったのです。
こうして編集されたテープはヘビーローテーションとなり、その後の音楽活動に反映されました。
ここで紹介するのは、その編集されたテープの曲目です。
つまり「マペットの歌 karakawa セレクト」というわけです。
各曲の由来やオリジネイターなどの調査を、その後も一切行わなかったので、
解説も、まったく「素人状態」のままです。
これは面倒くさかったというのもありますけど、できるだけ当時の感覚のまま、
印象を保持しておきたかったというのもあります。
何事も深く追求してしまう僕にとっては、数少ない「想い出の中にある」音楽だからです。



- オクトパス・ガーデン
いきなりビートルズ。でも当時はそれを知らない。
歌の内容どおりタコやさかなが歌っています。
後半で帆立貝みたいな人形がヨーデル歌唱法を披露。
カッコイイです。

- ウェンディ
これはアソシエイションのほう。
この頃の人気コンビ、トニーとモンスター(クッキー?)が歌う。
空を飛んだりしてます。
オリジナルと違ってコーラスワークがありませんが、こっちのほうが好きな気がする。
アソシエイション・バージョンで好きなのはフルートの間奏だけかも。

- サプライズ

今まではマイク録りだったけど、ここからライン録りになります(買ってきた)。
これで録音中「ゴハンできたわよー」などという声が入らずに済むようになった。
これは大進歩ですね。

この曲はオリジナルなんだろうか。ロックスターのパロディみたいな人が大歓声の中歌う。
曲もニールセダカとかそんな感じっぽい。歌がかっこよくて好きだった。
「サプライズ」ということについて、いろんなパターンで教えています。
びっくり箱やびっくりパーティなど。
モンスターがバートを脅かすが、まったく動ぜず本を読むというネタもある。
最後は歌手本人を驚かせておしまい。

- スピニング・ホイール
これは爆笑だったなあ。
メンバーは、ドラムを叩きながら歌う人とカウベルの人とバイシクル・ホーンの3名だけ。
ドラムの人が激しくプレイをし、エキサイティングに歌いまくるのに対して、
残りの二人は、前面で「ブー」「カン」のやり取りを淡々と繰り返すだけ。
4分音符の繰り返しでもグルーヴを生むことができるという、素晴らしい見本です。
後半で、ロックバンドの人がソロの場面で良くやるように、ドラマーが
「Take It!」と叫びブレイク、バイシクル・ホーン奏者にスポットが当たり
ここぞとばかり「ブーーーー」と長めのソロを一発、という秀逸な場面がある。
最後は加藤茶のごとく、ドラマーが叩きまくり壇上から落下したのち、
バイシクル・ホーン「ブー」で終わり。
マペットの歌は音楽だけではなく、コント・クラッシックとしても
かなり優れたものなのです。素晴らしすぎです。

- 5人の家族
家族が 5人ということで 5という数字を教えています。
普通に良い曲だった。

- イエローサブマリン
ビートルズですね。もちろん知りませんでしたが。
この曲が大好きで一度見てから忘れられず、ずーっと再放映を待っていました。
何ヶ月か後にまたオンエアが決まり(ガイドブックを読んでいた)テープレコーダーをセットして
楽しみに待ったが、初めて聞いたときほどの感動はなかった。
悲しいね。そんなもんか。
小学生の頃、親戚一同が集まったときに皆を集めて、
この歌を歌いながら行進したことがあります。隊長かよ(笑)。
でも、この歌としては正しい使い方だろうな。ポールも満足でしょう。

- OP ファミリー・ソング
教育番組なので、いろいろ「それ系」の曲があるんだけど、
なかでもこれは秀逸な部類に入ると思います。
アルファベットの組み合わせを合体させると単語ができるという主旨の曲で、
ファンキーブルーズな感じが最高にかっこいいです。
単語はそのたびに違うのだが、今回は末尾に「OP」を付けるというバージョン。
「M」を付けて「MOP」、「P」を付けて「POP」という感じで
それらを「OP ファミリー」と呼んで覚えやすくしています。
3番、4番で転調するのも最高にツボ。

ロング・ポニーテイルの女の子が
ラストに髪をぐるぐる回すのもカッコイイです。

- オチメロ・笛
セサミストリートでは、コントのオチ用ジングルが多数用意されていて、
それがまた、どれも秀逸なのです。ドリフにも通じるものでしょうね。
これは笛で「ポポッポ、ポッポッポ」というやつ。
クッキーモンスターがクッキーを全部食べてしまったという定番ネタで使用。

- 7人のクイズ
よくわからないけど童謡かなんかなのかなあ。
7人の人が街に行って7匹の子猫を飼い・・・、という感じでどんどん増えていき、
最後には何人か?というようなクイズの歌です。12小節しかない。
イントロはムーグですかね。

- 自分を売り込む歌
初代ゴードン氏とマペットが歌う。
何かのミュージカルの歌だと聞いた覚えがありますが忘れてしまいました。
人形が多数出るので声優が足りなかったのか、ボブ氏のような声も聞こえます。
このようないわゆる定番進行は、こういう曲で覚えたんですね。感謝。

- 風とともに去りぬ
映画のほうじゃなくて、ジャズのスタンダードのほうです。
ハコバン時代に、この譜面が出てきてびっくりしたことがある。有名な曲なんですね。
タイトルで想像つくけど、暴風に飛ばされながら必死に歌う、という定番コント。
まさにドリフですね。

- 数の歌 2パターン「9」
教育系。マペットじゃないけど、外せないので入れた。
一つ目はいろんなものを順番に「one two three four・・・」と数えていくもの。
最後に9個のパイ(数によってケーキとか飲み物とか毎回違う)を持ったウェイターが
ファンファーレとともに登場、お約束でひっくり返り
全部ブチ撒けるという、これまたドリフなネタで終了。
数は1から10までバージョンがあるんだけど、
この「9」のバージョンが、一番メロディの流れが自然で好きだった。
基本は同じなんだけどそれぞれ微妙に違うわけです。

もうひとつの数を数える歌はジャズバージョンと呼ばれてるもので、
変拍子のアフロ・ファンクっぽいやつ。これはあまりにもかっこいいですね。
8分音符の連続リフはクラビネットとか?あとはなんだかわからない。
どうやって作ったんだろうか。ともかくすごい音です。
米国人は毎日こんなの聴いていたわけです。凄いに決まってます。
アニメもサイケでビューティホー。

- ヘルプ
ビートルズですね。もちろん当時は(略)。
トニーとモンスターのコンビもの。
デートの相手を探して電話かけまくるんだけど誰も居ない。それでシミジミとこの歌を歌う。
するといきなり「ハ〜イお待たせ!」とドアを蹴破り、メイクしたモンスターが登場。助けて〜。

- UN ファミリー・ソング
例の単語ものです。今回は「UN」。「F」を付けて「FUN」とか。
単語も毎回違うけどそれによって歌ってる人も毎回違っていて、これは渋いオヤジの声です。
メロディのフェイクもそれぞれ微妙に違っていて、どれも楽しめましたね。

- その言葉
これもビートルズなんだけどレアですよね。この選曲か。
アレンジもこれは好きです。元が良いからね。映えるんでしょう。
L、O、V、E、とそれぞれ書いてあるブロックを順番に並べ
何段にも積み上げて「LOVE」という単語の壁を作っていく。
最後には全員壁に隠れてしまい、みんなで壁を崩しておしまい。
なんかシュールですよね。
パロディのつもりなのか、皮肉ってるのか、
登場人物がみんなフラワーな格好だったのも笑えます。
当時も学生運動とかありましたけど。まあ「LOVE」ですし。

- ルルが街に帰ってくる
トニーとモンスターもの。古いヒット曲のようです。
この曲は今でも好きですね。もろ僕にとってのツボ進行で、基本です。
恋人のルルが帰ってくるっつーんで、トニーは楽しみなわけですが、
それを知った町の人々は、みな恐怖におののく(マフィアの帰還かよ)。
そのルルってのが例によってモンスターだというオチなわけですが、
トニーは嫌がらず本当に嬉しがってダンスとか踊ります。
それが良い雰囲気で、また泣けるわけです。名作。

- Up Up And Away ボブバージョン
名曲登場。
マペットバージョンもありますが(後述)これはボブお兄さんが歌います。
バックに延々と流れるハーモニカのプレイも素晴らしいです。
スティーヴィーワンダーっぽいけど?どうだろ。
曲本体が良いというのもあるけど、ホントに名曲ですね。
オリジナルよりこっちのアレンジのほうが良い。声も良いしなあ。
当時は気付かなかったが、今聞くとボブの歌が割と大変そうです。
転調が多いから音を取るのが難しかったんだろうな。
歌いながら、スタジオの女の子(もちろん人間)に、
たくさん風船を付けていって「気分はどう?」と訊いています。

- クッキーモンスター オチメロ
知恵を絞って箱からクッキーを取り出そう、というゲームですが、
クッキーモンスターはそれができず、箱を叩き壊して取り出すというオチ。
「どん・て〜ろん、カン!」みたいな効果音です。
電子楽器とかあんまりないので既成のオケ用楽器で創意工夫して擬音を作る。
これは古今東西かわらないですね。センスが良いです。

- ぶるぶる虫のテーマ
カーミットがレポーターで「ぶるぶる虫」のパーティを紹介している。
その「ぶるぶる虫」が歌っている妙な曲というかリフがこれ。
似たリフを順番に歌いながら、ちょっとづつずれて加わっていく。ディシプリンだ(笑)。
素晴らしいです。

- オチメロ
これも効果音です。
「どっ、テレッテレン、カン」みたいな感じ。

- 近所の歌
ボブが歌う、近所で働く人をテーマにした歌。
これもたくさんパターンがあります。普通に良い曲です。
最後のハモリが毎回違っていて、良かった。

- Up Up And Away
マペットバージョン。気球で空を飛んでます。
最後空気が抜けちゃって落ちるんだけど、飛んできた複葉機に救われるというオチ。
こっちのアレンジは途中に闘牛のテーマみたいなのが入ってたりしてオチャラケ系。

- グローバーの一人の歌
これは名曲だなぁ。オリジナルなんだろうか。
一人ぼっちで寂しいときは歌を歌ったりして気を紛らすんだ、とか。
モータウンというかジャクソンファイブっぽい感じの曲です。
この進行にこのメロディはマジで凄い。倒れそうになりますね。
グローバーというキャラは好きではないんだけども、それでも
これは絶対外せない珠玉の一品でした。
この曲に出会えたことを感謝したい。

- 早口ワルツ
クラッシックの有名なワルツを女の子が早口の歌詞で歌います。
元はもちろんインストなのでメロディラインはすっ飛びまくり、それを超技巧で歌いこなします。
こういうの大好きなんだよね。今でも女性スキャットとかの曲があると一緒に合わせて歌ってる。
血が騒ぐんです。

- 3人でハモリ歌
3人がステッキを持ってアステア風に登場。
それぞれのパートを一人づつ歌い、最後に3人で同時に歌ってハモる。
コーラスの仕組みを教える歌。
いやぁ。凄いよ。これを子供に教えてるわけだ。

- 足し算の歌 ジャズワルツ風ブルーズ
足し算を教える歌。カッコイイです。
数える題材がクッキーを使用しているので、お約束のとおり最後にクッキーモンスターがやってきます。
彼は「俺がもっと良いことを教えてやろう」といい、引き算の歌に歌詞を変えてしまう。
最後にクッキーを全部食ってしまい「残りはなし。これで歌も終わり」というオチ。
判っていても笑える。コメディの元祖ですな。

- 自然が成長する歌
なんか判らないけど、植物や動物の成長を紹介するフィルムのバックで歌われてた歌です。
カントリー歌手みたいな人が朗々と歌ってますが、曲は良いです。

- 先を越される友達の歌
仲の良い友人どおしなんだけど、一人は素早くて、一人はのろま。
素早いほうが、いつも得をしてるんだけど最後にモンスターが出てきて、
素早いほうはいきなりキスをされてしまう。
のろまでも得するときがあるんだ。でも二人は仲良し、という歌。
字で書くとマヌケっぽいね。これ。自分で書いてて笑いました。
曲が哀愁な感じでなかなか良いです。

- フルートの6/8メロディ
海中でサカナが泳いでいるフィルムのバックで流れていたスローな曲。
これも良い曲なので録音しました。

- 誰か犬を探して
これは有名な曲ですね。以前から CDとかになってた筈です。
曲も良いけど、歌ってる人の声が良いんですね。
誰か僕の犬を見なかった?といろんな人に尋ねまくりますが、皆が連れてくるのは違う動物ばかり。
最後にやっと見つかるのですが、それがなんと人形ではなく本物の巨大な犬。
皆が「ハァ?」というオチです。

- Pの歌
Pが頭文字の単語を早口で列挙しまくるマシンガンのような歌。
疾走感とハモリがかっこいいです。

- ごみの歌
ごみを片付けなきゃ街はごみでいっぱいになっちゃうぜ、という歌。
これも何故か、ヒッピー風な人たちが歌う。いかにも歌いそうですけどね。
曲はファンク・ロック風でカッコイイです。
はじめは録音し損なってしまい、根気よく再放映を待ち続けました。
無事ゲットできたのは、半年くらい経ってからだったと思います。
粘り勝ちです。

- 宇宙人に挨拶
ボブお兄さんが宇宙人に仲良くしようといって
「ララララララ」というメロディを教える。
この頃は良い曲も出尽くして個人的に興味も薄れてた頃なんだけど
これは中間部の進行が往年のセサミっぽかったので録音しました。
ボブさん向けに古っぽい曲を書き下ろしたのかもしれませんね。

- ET ファミリー・ソング
おなじみの単語組み合わせソング。今回は「ET」です。「W」を付けて「WET」というのが良かった。
英語圏の人が「ダヴリュー」と実際に言うのを聴くのは珍しいので、これは新鮮でしたね。
「WET」や「NET」の発音もネチっこくて好きだった。なかなか良いバージョン。

- This Frog
カーミットが歌うマイ・ウェイばりの大バラード。歌は下手です。
良い曲で好きですが、僕は基本的にバラードが苦手なので
これは、 なんとなく冷めて聴いてましたね。
バラード登場ということは時代が変わったということです。
70年代初頭はポップの時代でしたから。
それをゆっくりな展開にしてバラードにするというのはある意味「熟成」なんですね。
当時の僕はまだ老人じゃありませんから、
これで「ああ、そろそろセサミも卒業だな」と感じたわけです。

- 田舎のテーマ
笛でプレイされるバロック風ジングル。
田舎の暮らしをテーマにした寓話アニメの導入部で登場。
綺麗です。

- Vアニメ
Letter V を紹介するアニメ。秀逸でした。
Vが頭文字の単語を次々紹介してゆくのですが、その手法が見事です。
アップライトベースとパーカッションのみの、シュールな音楽も素晴らしいです。

- ヴァイタミンのテーマ
これもVの単語を紹介する音楽ですが
生ピアノのインプロビゼイション風プレイと語りがカッコイイです。
演奏はこのピアノのみで他の楽器はなし。Cool !!!

- 落ちメロ
効果音。
「ぴょぴょっぴょ、ぴょっ、ぴょっ、ぴょ」というやつ。
メロディ自体は既出だけど楽器が違うのかな。
ムーグっぽいです。好きなので再掲したのかもしれません。
こっちは効果音が被ってないし。粋なリプリーズですね。

- Zの歌
Zが頭文字の単語を早口で列挙しまくる歌。
Pの歌とは違うものです。Zなので擬音ばっかり。



以上。
収録した曲の紹介でした。
次に番外編として、知っている、あるいは
所持しているが、セレクトしなかったものを紹介します。


- メインテーマ エンディング・バージョン
番組のエンド・ロールにかかっていた、
延々とハーモニカがソロをプレイし続けるバージョンです。
これのフェイクが絶妙で、本当に好きでした。全部歌えたほどです。
こういうところで感覚を学んだんでしょうね。
メロディの捻り方などネタの宝庫です。素晴らしい。

- All Together Now
みんなで一緒に心を合わせよう、という歌を家族みんなで歌うのですが、
一人の女の子だけ違う歌を歌っていて、みんなと合いません。
困った父親は一計を案じ、彼女の歌のほうに合わせてしまうことにしました。
その歌というのがビートルズのこの曲。もちろん当時は(略)。
前半の曲は何なのか不明。定番コントですね。
セレクトしなかった理由は、マイク録音時代で音が悪かったからだと思います。

- マナマナ
有名な曲ですね。
「マナマナ、パッティーピティピ」みたいな歌詞しかありません。
中間部の歌のアドリブが面白かった。
歌の人が無意味にエキサイトし、コーラスの女の子がそれに引いてしまう、
という定番ネタの繰り返しだったような気がします。
初めて録音したマペットの歌が、この曲だったと思う。

- ごみが好き
オスカーが歌う「I Love Trash !」です。
スティーヴン・タイラーが関係してるという噂があるけど未確認。
オスカーが好きじゃないのでセレクトから外したんだと思う。

- ルーズベルト・フランクリン
時々、黒人R&Bスターみたいなキャラの
この人形が登場し、自身のテーマソングを歌いました。
当時は好きじゃなかったですが、今思うとカッコイイです。
しかしこれはいったい何のコーナーだったんだろうか。
まったく思い出せないな。

- シング
これも有名ですね。
セサミストリートではスペイン語の人(ルイス?)が歌っていました。
これを見てカーペンターズがカバーしたのも有名な話です。
もちろん僕は、セサミのほうを先に知っていて、こちらが好きでした。
というかメロディも、こっちがオリジナルで、
カーペンターズのほうは変えられているのです!

カーペンターズが出したときは驚きましたね。
カーペンターズは人気もあるし、実力も認められていますが、
僕にとっては、どうも何かと 2番煎じなグループという印象が強く、
最後まで好きになれませんでした。

- テレフォン・ロック
電話ボックスを占拠してテレフォンロックを歌う。
一応ロック風に作っているけど習作風で今ひとつ面白くない。
初期の作家陣が辞めてしまったんでしょうね。
センスのない人が作ったロックはこうなる、という見本。




以上です。
なんか最後は寂しい感じになってしまいましたが、
これも時代の変化だったんだと思います。
僕自身 70年代前半の音楽が好きですし、それとリンクしていた
当時のセサミストリートのほうが好きなのも必然ですよね。
人それぞれのセサミがあるのでしょう。

セサミストリートでは、ゲストの人やレギュラー陣の歌もたくさんありました。
ですが僕は、基本的には「マペットの歌」にこだわったのです。
今思うとそれは、ライブかそうでないかの違いのような気がします。
「マペットの歌」はコントとして、そのコーナー自体が自己完結していました。
歌もコントもひっくるめて「ひとつの作品」だったのですね。
スタジオの歌は、お兄さんがただ歌うだけです。
もちろん小芝居や振りもありますが、メインは「お兄さんの歌」ですね。
この、いかにも「教育番組」的な乗りが苦手だったんだと思います。
これは今も変わりません。
そういう意味では、僕が「マペットの歌」に出会えたことは
本当に幸福なことだったのだな、と今になってつくづく思います。

最近はもうセサミストリートも見ることはありませんが、
グッチ裕三氏の例の番組なんか見ると、マペットの歌を思い出します。
正統に流れを継承してるなぁ、と感じて感慨深くなります。

本当に優れたエンターテインメントだったのですね。
永遠に色あせるものではありません。
彼等に教わったことの多さを考えると、いくら感謝しても感謝し足りないくらいです。
本当に。








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